アルテック株式会社
飲料システム特設サイト

コラム

新規事業としてのミネラルウォーター製造

最終更新日:2023.08.31飲料製造

新規事業開発においては、従来分野の延長上で行い持続的な成長を期待するものと、成長戦略として全くの異分野へ進出するものがあると思います。

その観点で言うと、ミネラルウォーター製造は異分野の企業様からも参入しやすく、原材料は地下水であるため利幅が見込まれることから、新規事業に好適と言えます。ここではその背景や、工場立ち上げの際のポイントなどについて解説いたします。

異分野からも参入しやすい

ミネラルウォーターの製造は、様々な分野の企業様が新規事業として取り組まれています。その理由には以下が挙げられます。

研究開発が不要

飲料メーカー様ではお茶や果汁飲料などの研究・開発が日々行われており、製品が発売されるまでに多くの研究開発が行われています。原料選びやレシピ作り、工場での大量生産に対応できるよう調整を行うなど多くの過程があります。

一方でミネラルウォーターをつくるにはレシピが不要です。地下水を採水し、ろ過や殺菌といった処理と管理を行うのみで、味や添加物の研究・開発などは基本的に必要ありません。

採水・ろ過・殺菌は長年の研究からメーカーによりシステムとして提供されており、原水に合わせて最適な設備が設計されます。

高度にシステム化されており、ターンキーソリューションとして提供されている

ミネラルウォーターの製造は、歴史の中で高度にシステム化・自動化が進んでおり、昨今では最小限の人員による操業が可能です。工場の操業はターンキーソリューションとしての設計要望も多く、システムトラブル時には弊社専門のエンジニアがサポートする体制を整えています。

そのようなミネラルウォーター製造システム一式を導入することで、水処理・ペットボトルの製造・充填・キャップ締め・ラベリング・箱詰め・工場内物流まで自動で運用することができます。

ベンダーサポートによる立ち上げ支援

システムの立ち上げは、弊社であれば現地にて手厚くサポートいたします。お客様側で高度な水処理の技術や飲料製造のノウハウを有していない場合でも、弊社で責任をもって立ち上げをさせていただきます。
操業後は弊社サポートの元ノウハウを獲得しながら、安定運用をしていくことになります。

ミネラルウォーター製造事業のメリット

新規事業として、ミネラルウォーターの製造販売を検討する際のメリットについて検討しました。

安定した需要

健康志向の高まりや、災害時の備蓄水としてミネラルウォーターの需要が高まっているという背景があります。一般社団法人日本ミネラルウォーター協会によると、日本におけるミネラルウォーターの一人当たり消費量は2019年から2022年まで毎年増加していることが分かります。

出典:一般社団法人日本ミネラルウォーター協会 統計資料より(単位:リットル/年・人)

原材料が地下水

ミネラルウォーターの原材料は地下水であり、仕入れコストが掛かりません。そのため他の飲料製品と比較した場合、原価率を抑えることができます。

製造システムによる省人化

ミネラルウォーター製造システムは先述のようにオートメーション化が進んでいます。そのため工場の省人化が可能になり、少ない人件費で操業が可能です。

このように、原価率が低く、省人化された工場で製造するため、初期投資は必要ですがランニング部分が効率的であり、販売力を持つ企業と相性が良い事業と言えます。

初期投資を抑えるには

ミネラルウォーター製造を新規事業として始める際、コストを大きな割合として占めるのは、工場の建設費と製造システムです。投資分を早期に回収し利益を出す上で、イニシャルコストを抑制する方法について検討します。

イニシャルコスト抑制方法1.工場の跡地を使用

不要になった工場跡地・建屋を使用することで、建設コストを大幅に抑えられる可能性があります。現在稼働していない工場跡地の活用にお悩みの際も有効です。

イニシャルコスト抑制方法2.コスト抑制&高品質な製造システムの採用

工場の建屋以外で費用を大きく占めるのは、ミネラルウォーター製造システムです。

当社でご提供しているミネラルウォーター製造システムは、コストを抑えつつも高水準な品質を実現しています。世界で80以上の国と地域で累計2,200以上のシステム導入実績があり、ミネラルウォーターの製造に必要な工程を網羅する設備を揃えております。

関連記事

Contact

お問い合わせ・
ご相談はこちらから

「飲料システムについて」とお伝えいただくとスムーズです。
お気軽にお問い合わせください。